実在する格言・ことわざ
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2000/1/31難攻不落攻めにくく容易に陥落しないこと。また、なかなか思い通りにならないこと。
多士済々優れた人材が数多く揃っていること。
唯々諾々はいはい」と人の意見に盲従するさま。
和洋折衷日本風と西洋風とをほどよく取り合わせること。
2000/2/1威風堂々威勢があって立派であるさま。
2000/2/2出来分別ふと心に浮かんだ思い付きや考え。ふとした出来心。
奇想天外普通には考え付かないような奇抜な考え。
2000/2/3三寒四温初春に三日ほど寒い日が続いた後、四日ほど暖かい日が続くのを交互に繰り返す現象。
縦横無尽自由自在、思う存分。
2000/2/4短慮軽率考えが浅く、軽々しく行動すること。
羊頭狗肉見かけだけ立派で実質の伴わないこと。
2000/2/8南船北馬忙しく駆け回ること。
有為転変この世の物事は常に移り変わっているということ。
落花狼籍花を散らすような乱暴をすること。また、物の入り乱れて取り散らかっているさま。
主客転倒主要なことと些細なことを取り違えること。
難行苦行種々の苦難に堪えてする修行。
同工異曲同じ手法であるが、趣が異なること。
2000/2/10天衣無縫わざとらしい振る舞いのないこと。また、飾り気のないさま。
同工異曲同じ手法であるが、趣が異なること。
毀誉褒貶ほめたりけなしたり、賞賛したり非難したりすること。
傍若無人そばに人がいても勝手気ままに振る舞うこと。
夏炉冬扇時季はずれで役に立たないものの例え。
2000/2/11難問奇問解答するのが難しい問い。
足下から鳥が立つ 突然の事でまごつくこと。
悪事千里悪い行いはすぐに知れ渡る。
2000/2/12画竜点睛最後の大事な仕上げを施すこと。
2000/2/14虻蜂取らず2つを得ようとして2つとも取り逃がすこと。
一蓮托生仲間が皆、運命を共にする事。
紆余曲折事情が込み入ってややこしいこと。
2000/2/15電光石火行動などが極めて敏速なこと。
2000/2/16粟一粒は汗一粒粟を育てて食べられるようにするまでには、農民の汗がたいへん多く流されているということ。苦労が多い農民の労働のたとえ。
愛別離苦人の世のはかない例え。
悠悠閑閑急がず、のんびりと落ち着いている様子。
厚顔無恥あつかましく、恥を知らぬこと。
試行錯誤試み、失敗することを繰り返し、最適の方 法を模索すること。
徹頭徹尾最初から最後まで。
猪突猛進向こう見ずにまっすぐ突進すること。
盤根錯節物事が込み入ってうまくかたづかないこと。
2000/02/17明鏡止水心によこしまな点がなく、穏やかに澄みきっている様子。
異口同音皆が皆、同じことを言うこと。
2000/02/18一騎当千一騎で千騎を相手にできるほど強いこと。
案ずるよりも生むが易し物事は心配するほどでなく、いざ実行してみると案外と易しいものだ。
四面楚歌周囲が皆、敵や反対者ばかりであること。
2000/02/22五里霧中状況が分からず、見通しや方針が定まらないこと。
生き馬の目を抜く事をなし、利を得るのに抜け目なく素早いさま。 ずる賢いこと。
適材適所その仕事に適した才能の人を、適当な地位・任務に置くこと。
2000/02/23石に漱ぎ流れに枕すこじつけて言い逃れること。負け惜しみの強いこと。
一朝一夕わずかな時間。
2000/02/24類推解釈法の規定がない事項について、それと同類の事項について規定した法を類推して適用すること。
2000/02/25千変万化次から次へと変化していく様子。
一念、岩をも通す一念をこめて事に当たれば、どんな難事でも成し遂げられるたとえ。
2000/02/26南西諸島九州南端から台湾北東端の間に弧状に続く諸島の総称。太平洋と東シナ海とを画する。
2000/02/27順風満帆物事が順調に運ぶ様子。
2000/02/28痛し痒し片方をたてれば、他方に差し障りが生ずるという状態で、どうしたら良いか迷う時に言う。どのようにしても結局自分に具合の悪い結果になる事。
正真正銘いささかもうそやいつわりがなく、本物であること。またまちがいのないこと。
2000/02/29徹頭徹尾はじめから終わりまで。どこまでも。押し通して。あくまで。
不即不離つきもせず、離れもしないこと。
惰気満々なまける気持ちがいっぱいあり、しまりのないさま。
2000/03/01一念天に通ず一つの事に全身全霊をあげて努力すれば、天に通じてどんな事もやり遂げる事が出来る。
2000/03/02自由闊達心が広く、のびのびとして物事にこだわらないさま。他の人の言動を受け入れようと心構えがあり、人間性がひとまあり大きく、たよりがいのあるさま。
2000/03/03多種多様種類が多く、様相もさまざまであること。
鰯の頭も信心からどんなつまらないものでも、信ずる心があればありがたく思われる。
2000/03/04一陽来復悪い事ばかりあったのが、ようやく回復して良い方向に向いてくる事。
温故知新昔の物事を研究して吟味して、そこから新しい知識や見解を得る事。
森羅万象宇宙、世界の中に存在する全ての事象。
半信半疑なかば信じ、なかば疑うこと。うそか本当か、どちらか決めかねて迷っていること。
2000/03/06魚心あれば水心こちらが好意を持っていれば、あちらもまた好意を持つものだという事。
2000/03/07快刀乱麻やっかいな事件・論争などを、てきぱきと始末を付ける事。
再三再四三度も四度、たびたびの意味。
是是非非正しい判断。また、公式な立場で判断をくだすこと。
整理整頓乱れているものの位置等をなおし、きちんとかたづけること。
2000/03/09前代未聞今まで一度も聞いたことがないような珍しいこと。
烏合の衆規律も目的もない、寄せ集めの群集。
勢力伯仲支配する二つの勢力が、互いに釣り合って優劣がないこと。
2000/03/10捲土重来一度敗れたものが、再び勢いを盛り返してくる事。
自給自足暮らしてゆくのに必要なものを、他に頼らないで自分のところで作りだし、まかなうこと。
牛に経文いくら説を聞かせても何の効果もないこと。
馬の耳に念仏いくら説を聞かせても何の効果もないこと。
効果覿面ある事柄のききめや報いがすぐにあらわれること。
2000/03/13虎視耽々機会を狙って様子を窺うさま。
屋上架屋重複して無益なことをすることのたとえ。屋根の上にまた屋根を作るという意。
南船北馬あちこちを忙しく旅すること。
2000/03/14天罰覿面天の下す刑罰がたちまち現れること。
雲泥の差天地の差のように大きな違いのこと。
青天白日心の中に包み隠すところが全くないこと。
2000/03/15縁は異なもの味なもの男女の結ばれる縁は、理屈では解けない不思議なものであるということ。
天空海闊空は雲一つなく、海も広々としていること。気性が乾燥していて、何のわだかまりもりも無いこと。転じてそのように度量が大きくおおらかで小事にこだわらない。
2000/03/16千編一律多くの詩篇が皆同じ調子で作られていること。転じて、物事がことごとく一様で変化がなく、おもしろみのないこと。
大声疾呼大きな声で、あわただしく早口に呼ぶこと。大声でしきりに叫びたてること。
2000/03/17帯に短し襷に流し中途半端で、ちょうどの物はなかなかないこと。結局何の役にも立たないことのたとえ。
一路平安旅立つ人の道中が無事で有ることを祈っていること。
2000/03/21多岐亡羊方針がいろいろあって、どうしていいか迷うこと。
一望千里広々として見晴らしのよいこと。
2000/03/22隗より始めよ何事をなすのにも、手近な事から始めるのがよいということ。また、物事はまず言い出した者から、やり始めるべきだの意。
特筆大書特に目立つように大きく書くこと。転じて、ことさらに強調する事のたとえ。
2000/03/23斉東野語でたらめな言葉を言うこと。
雲散霧消物事があとかたなく消えてしまうこと。
果報は寝て待てよい事はあせらずゆっくりと構えて待つのがよい。
百家争鳴文化、芸術、学問上の意見を学者や文化人がめいめい争って発表するさま。
2000/03/27弘法筆を択ばず
能書筆を択ばず
書に優れている人は、筆の善し悪しを問わない。本当の名人は道具の善し悪しにかかわらず立派な仕事をする。
無知蒙昧知識や学問がなく、愚かでものごとの道理にうといこと。
2000/03/29一視同仁親疎の差別なく平等に愛すること。
好評嘖嘖大変好評が多く、皆々様にほめられること。
袖振り合うも他生(多生)の縁
袖すり合うも多生の縁
袖の振り合わせも五百生の機縁
どんな小さな事、ちょっとした人との交渉も、偶然に起こるのではなく、全て深い宿縁によって起こるのだということ。
2000/03/30天地神明天と地もすべての神々。
換骨奪胎構想や形式を真似て語句や組み立てを変え、自分の着想のように見せかけること。
2000/03/31急転直下ものごとの様子が急に変化して、解決・決定に近づくこと。
玉磨かざれば器を成さずどんなに素晴らしい素質や才能を持っていたとしても、学問を積んで努力し、自己を練磨しなければその真価を発揮することは出来ないというたとえ。
泰然自若ゆったりと落ち着いて、堂々としている様。
2000/04/03寂滅為楽すべての迷いや悩み離れ、無為・寂静の境地に入って初めて真の楽しみを得るということ。
強迫観念考えまいとしても絶えず心を占有して頭から離れない考え。
竹馬の友幼友達のこと。
勢利之交権勢や利益を得るためだけの交際。
2000/04/04軽裘肥馬富んで豊かな生活をしていることのたとえ。
時期尚早それを行う時期にはまだなっていないこと。
2000/04/05角を矯めて牛を殺す少しの欠点を直そうとして、その手段が度を過ぎ、かえって物事全体をだめにしてしまうこと。
浩然之気何物にもとらわれない、のびのびした気持ちのこと。
一罰百戒一人を罰する事で、多くの人の戒めとすること。
音信不通便りがなかったり、連絡がとだえたりすること。
窮すれば通ずどうしようもなくなるとかえって活路が見出される。
竜頭蛇尾初めは勢いがよく、終わりの振るわないこと。
言行一致何か言っていることと、行っていることが一致すること。
長汀曲浦曲がりくねって遠くまで続いている浜辺。
2000/04/07出処進退官職や地位にとどまるか辞めて退くかということ。身の処し方・振り方。
孟母断機何でも1度やり始めたら途中でやめることはできないたとえ。
2000/04/10信賞必罰功労者には賞を与え信用を保持し、悪いものは必ず罰して許さないこと。
2000/04/11不言実行あれこれ言わず、黙って良いと信ずるところを実行すること。
一挙一動一つ一つの動作。また、わずかな動作やふるまいのたとえ。
2000/04/12臨機応変その場に応じて、適切な手段をとること。
長い物には巻かれよ目上の人や勢力のある人には、争うより従っている方が得である。
簡単明瞭ものごとや表現が簡単で、はっきりしていてわかりやすいこと。
虚心担懐先入観等もたず、心に何のわだかまりもないさっぱりとした様子。
2000/04/13寝耳に水まったく思いがけない出来事。また、不意の知らせを聞いて驚くたとえ。
明眸皓歯美人のたとえ。
渦中之人事件や話題の中心人物のこと。
人を見て法を説け相手によって臨機応変の言動をすることが必要である。相手によって手段を変えなければうまくいかない。
満身創痍全身いたるところ傷だらけのこと。転じて、手ひどく痛めつけられていること。
2000/04/17隔靴掻痒ものごとが思うように進まなかったり、肝心のところにふれなくてもどかしいこと。
待てば甘露の日和あり
待てば海路の日和あり
我慢して気長に待っていれば、やがて良い時機も巡ってくる。
2000/04/19一箪之食粗末な食事のこと。
2000/04/20古色蒼然いかにも古びた色つや等の様子。また、古めかしい様子。
温厚篤実人柄が穏やかで情け深く、誠実なこと。
藪から棒だしぬけなこと。唐突であるさま。
喜色満面喜びの気持ちを顔全体に表すこと。
死中求活絶体絶命の状態にあった、必死になって活路を見いだそうとすること。
和して同ぜず人に対して穏やかにふるまうが、むやみに妥協しないこと。
故事来歴昔から伝わっている事物などの歴史。
2000/04/21軽佻浮薄軽はずみでうわついていて、落ち着きのないさま。
一目置く相手の力量に敬意を表し、一歩譲って接する。
一諾千金必ず守る固い約束。
2000/04/24群雄割拠多くの英雄たちが、各地で勢力を張り合って対抗すること。転じて、多くの実力者がお互いに対抗し合うこと。
2000/04/24綱紀粛正政治の方針や政治家・役人の態度の乱れを正して厳格にすること。
2000/04/25飛花落葉この世の無常のたとえ。
2000/04/26下意上達下位の者の気持ち、意見などが上の者に伝わること。
大器小用才能のある人に対し、つまらない仕事をさせること。人をうまく活用しないこと。
2000/04/27片言隻語ほんのちょっとした短い言葉。
2000/05/01博学多才様々な、学問について才能がある。
2000/05/08大喝一声大声でしかりつけたりする声。
悲喜交々苦しみと、喜びが入り交じっていること。
一体分身もともと同じ物が2つ以上の異なった物に変わること。
人心収攬多くの人々の心をとらえてまとめること。
2000/05/09付和雷同自分に一定の見識がなく、ただ他の説にわけもなく賛成すること。
敬天愛人天を敬い、人を愛すること。
五穀豊穣穀物が豊かに実ること。
悠々閑々ゆったりとして、のんびりしている様子。
有頂天外この上なく大喜びして夢中になる様子。
生殺与奪人を生かすも殺すも自分の思い通りである。
2000/05/10立て板に水舌の運びがなめらかで、話し方のうまいさま。
天網恢恢疎にして漏らさず天の網はひろく、その目はあらいようだが、悪人を漏らすことなく捕らえる。天道は厳正で、悪事をなしたものは早晩必ず天罰を受ける。
2000/05/11無念無想一切の妄念を離れること。無心。何の考えもないこと。思慮の足りないこと。
2000/05/16二の足を踏むためらって、どうしようかと迷う。
2000/05/17錦上添花よいものの上に、さらによい物を付け加えるたとえ。
無くて七癖どんなに癖の無いように見える人でも、誰でも多かれ少なかれ癖はあるものだ。
理路整然物事や話のすじみちがきちんと通っているさま。
空即是色仏教で、この世のすべての実物は実体があるのではなく、すべて空なるものがこの世のすべてであるということ。
瓜田李下人に疑いかけられるような行動や慎まなければならない。
2000/05/19後悔先に立たず済んでしまってから悔やんでも、もう取り返しがつかない。
曖昧模糊物事がはっきりしていなくぼんやりしている様子。
一知半解なまかじりのこと。なまわかり。
木の股から生まれる人情のあやが分からないこと。
2000/05/23知らぬが仏知っていれば平気でいられないが、知らないばかりに、仏のように広い心で許していられる、または気楽でいられる。
2000/05/25とどのつまりつまるところ。結局。
2000/07/19虚心坦懐心にわだかまりがなく、さっぱりしている様子。
内柔外剛強そうにふるまっているが、実は気が弱こと。
気宇壮大気構えが大きく、心が広いさま。
創意工夫方法や手段を新しく考えること。また、思いつき。
群雄割拠多くの英雄が各地で勢力を保ちながら、互いに対立すること。
酔眼朦朧酒に酔っぱらってとろんとした目つき、ものがはっきり見えない様子。
2000/08/16自明之理実例など用いて証明するまでもなく、それ自体で明らかなこと。
荒唐無稽取り止めが無く、考えに根拠が無いこと。
舞文曲筆自分が自由にもてあそび、実曲を曲げて書くこと。
薪水之労毎日の炊事や日常の雑事をする苦労のたとえ。
柳暗花明春の野の美しいながめのたとえ
自縄自縛自分の計画や行いの為に動きがとれなくなったこと。
迅速果断ものごとを速やかに決断して行うこと
憎まれっ子世に憚る人から憎み嫌われるような子に限ってうまく世の中を渡って出世するものだ。人から憎まれるような人に限って世間に出て幅をきかし、威勢を振るうものだ。